東京外国為替市場概況・12時 ドル円、戻り鈍い

 9日の東京外国為替市場でドル円は戻り鈍い。12時時点では158.09円とニューヨーク市場の終値(158.35円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。東京仲値の通過後は伸び悩み、11時半前には157.99円まで下押した。日経平均の下げ幅拡大や米長期金利の低下などが上値を抑えた。大台割れでは下げ渋るも、158.10円超えでは上値が抑えられた。

 ユーロ円は弱含み。12時時点では163.09円とニューヨーク市場の終値(163.40円)と比べて31銭程度のユーロ安水準だった。日経平均は一時370円超まで下げ幅を広げ、クロス円の重しとなった。ユーロ円は163.04円を本日下値に伸び悩み、ポンド円が195.33円まで下落した。豪ドル円も98.02円まで売られ、その後の反発力も弱かった。

 ユーロドルは12時時点では1.0316ドルとニューヨーク市場の終値(1.0318ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。時間外の米10年債利回りの低下は支えとなっているようだが、1.0320ドルをここまでの高値に動意は薄いままだった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.99円 - 158.40円
ユーロドル:1.0305ドル - 1.0320ドル
ユーロ円:163.04円 - 163.43円


(小針)
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