欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、底堅い

【※米10年債利回りの水準表記を修正します。】

 14日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。20時時点では157.83円と17時時点(157.52円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。時間外取引で低下が先行していた米10年債利回りが、昨日NY引けの水準4.778%前後へ戻した動きに連動。158.03円と、東京タイム午前に行われた氷見野・日銀副総裁の講演内容を受けて一時上振れた際につけた158.02円をわずかながら上回った。

 ユーロ円も底堅く推移。20時時点では161.93円と、17時時点(161.53円)と比べて40銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の円安推移に連れて161円半ばのもみ合いを上放れ。162.14円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0259ドルと17時時点(1.0254ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル上昇に動きを抑制された一方、もみ合いを上放れたユーロ円の動きが支えに。米金利の持ち直しを受け、ポンドドルが1.2174ドルまで売られるなかでも連れ安の流れは強まらなかった。ユーロポンドが0.84ポンド割れ水準でのもみ合いを上放れ、0.8429ポンドまでユーロ高・ポンド安となった動きも支えとなったもよう。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.12円 - 158.03円
ユーロドル:1.0239ドル - 1.0278ドル
ユーロ円:161.11円 - 162.14円

(関口)
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