海外マーケットトピック-トランプ減税の延長、米金融市場を混乱させる恐れ・・・

<市場動向>
・米国株式市場-ダウは3日続伸、ナスダックは6日ぶり反発
・米債券市場-10年物国債利回り、4.65%に低下
・NY原油先物-2月限の終値は前営業日比2.54ドル高の1バレル=80.04ドル
・NY金先物-2月限は前営業日比35.5ドル高の1トロイオンス=2717.8ドル
・CME225先物-大阪取引所比で上昇、38755円で引け
・VIX指数-16.12に低下 インフレに対する過度な懸念後退で株買い

<海外経済指標>
・EIA石油在庫統計:原油は196.2万バレルの取り崩し
・12月米消費者物価指数(CPI、前月比) +0.4%、予想 +0.3%
・12月米消費者物価指数(CPI、前年比) +2.9%、予想 +2.9%
・12月米CPIエネルギーと食品を除くコア指数(前月比) +0.2%、予想 +0.2%
・12月米CPIエネルギーと食品を除くコア指数(前年比) +3.2%、予想 +3.3%
・1月米ニューヨーク連銀製造業景気指数 -12.6、予想 +3.0
・米MBA住宅ローン申請指数(前週比)+33.3%、前回 -3.7%

<海外の要人発言>※時間は日本時間 
・15日17:27 デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁
「ディスインフレーションのプロセスは順調に進んでいる」
「経済成長に対するリスクは依然として下振れ方向」
「今後のデータが我々のベースラインシナリオを裏付ける場合、さらなる利下げが予想される」
「高い不確実性のため、金利設定には慎重さが求められる」
「引き締めの緩和を継続すると予想」
「国内のインフレは低下しているが、依然として高水準」
「最新のデータは経済が勢いを失っていることを示唆」
・16日01:14 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
「不確実性が非常に高い環境下では金融政策はデータに左右される」
「政府の政策見通しが不確実性の主な要因」
「金融政策は経済見通しに対して適切な位置にある」
「需給バランスの改善により利下げが可能になった」
「バランスシートの縮小は順調に進んでいる」
「今年の成長率は2%に落ち着くと予想」
「失業率は4%~4.25%で推移すると予想」
「インフレ期待は安定している」
「FRBは入手したデータを分析するのに時間をかけることが可能」
「米国経済は再び底堅さを示している」
・16日01:26 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「インフレ率は目標の2%に向かって低下している」
「物価上昇圧力は引き続き緩和」
「雇用市場は安定しているようだ」
・16日01:37 テイラー英中銀金融政策委員会(MPC)委員
「生産のさらなる弱体化と急速なディスインフレのリスクを認識」
「リスクバランスの変化に対する保険の必要性」
「リスクは下振れ方向に偏っている」
「予防的に金利を引き下げることは理にかなっている」
「金利を正常に戻す時期」
「政策金利は依然として中立水準をはるかに上回っている」
・16日02:52 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「インフレは引き続き進展すると見ている」
「多くの不確実性が残っている」
「2025年はソフトランディングできると楽観的」
・16日04:05 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
「米経済活動は全ての地区で僅かから緩やかに拡大した」
「エネルギー活動はまちまち」
「2025年の見通しについては楽観的な見方が悲観的な見方を上回った」
「ただ、いくつかの地区は移民政策や関税政策の変更が経済に悪影響を及ぼす可能性があると懸念を示した」
「雇用は全体的に上昇し、6地区がわずかな増加を報告し、6地区が横ばいと報告」
「ほとんどの地区で賃金の伸びは緩やかなペースで加速したものの、賃金圧力が緩和したとの報告もあった」
「物価は全体として緩やかに上昇し、伸び率は横ばいから緩やかな範囲だった」
「物価は2025年も上昇し続けると予想しており、関税の引き上げが価格上昇に寄与する可能性があることを指摘する地区もあった」

<一般ニュース>
・米ゴールドマン、10─12月利益予想上回る 株式トレーディングなど好調=ロイター
・ブラックロック第4四半期、運用資産が過去最高 株高で手数料増=ロイター
・米Wファーゴ、10─12月期は利益が予想上回る 25年はNII増見込む=ロイター
・イスラエルとハマス、ガザ停戦で合意 19日に発効=ロイター
・26年世界石油需要は日量143万バレル増、伸び継続へ-OPEC月報=ロイター
・米銀4行の決算好調、トランプ次期政権への期待に沸く-見通しも強気=BBG
・トランプ減税の延長、米金融市場を混乱させる恐れ-イエレン氏が警告=BBG
・英中銀テイラー委員、予防的な利下げ呼び掛け-景気後退リスクを警告=BBG


(小針)
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