ニューヨーク外国為替市場概況・17日 ドル円、3日ぶり反発
17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反発。終値は156.30円と前営業日NY終値(155.16円)と比べて1円14銭程度のドル高水準だった。本日発表の中国経済指標が良好な結果となり同国景気への懸念が和らいだほか、国際通貨基金(IMF)が今年の米成長率を上方修正したことが好感されて、ダウ平均が一時500ドル超上昇。投資家のリスク志向が改善し、円売り・ドル買いが優勢となった。
12月米住宅着工/建設許可件数や12月米鉱工業生産が予想より強い内容だったことも相場の支援材料となり、2時前には一時156.37円と日通し高値を更新した。
なお、欧州の取引時間帯には「日銀は来週23-24日に開く金融政策決定会合で、追加利上げを検討」「政策委員の過半が追加利上げを支持する見通し」との観測報道が伝わったものの、「追加利上げは織り込み済み」との見方から反応は限定的だった。
ユーロドルは反落。終値は1.0273ドルと前営業日NY終値(1.0301ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ安水準だった。良好な米経済指標が相次いだことでユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0265ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.0261ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。英独株価指数が史上最高値を更新するなど、欧州株相場が底堅く推移したこともユーロ買い・ドル売りを促し、一時1.0330ドルと日通し高値を付けた。
ただ、15日の高値1.0354ドルや一目均衡表基準線が位置する1.0356ドルがレジスタンスとして働くと再び上値が重くなった。米長期金利が上昇に転じたことも相場の重しとなり、6時30分前には1.0269ドル付近まで押し戻された。
もっとも、NY市場に限れば大きな方向感は出なかった。米国市場は明日から3連休に入るほか、20日にはトランプ氏が大統領に就任する。市場では「様子見ムードが強く積極的な商いは手控えられた」との声が聞かれた。
ユーロ円は3日ぶりに反発。終値は160.56円と前営業日NY終値(159.85円)と比べて71銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、欧米株高に伴う円売り・ユーロ買いが出ると一時本日高値となる161.01円まで値を上げた。
本日の参考レンジ
ドル円:154.98円 - 156.37円
ユーロドル:1.0265ドル - 1.0330ドル
ユーロ円:159.73円 - 161.01円
(中村)
12月米住宅着工/建設許可件数や12月米鉱工業生産が予想より強い内容だったことも相場の支援材料となり、2時前には一時156.37円と日通し高値を更新した。
なお、欧州の取引時間帯には「日銀は来週23-24日に開く金融政策決定会合で、追加利上げを検討」「政策委員の過半が追加利上げを支持する見通し」との観測報道が伝わったものの、「追加利上げは織り込み済み」との見方から反応は限定的だった。
ユーロドルは反落。終値は1.0273ドルと前営業日NY終値(1.0301ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ安水準だった。良好な米経済指標が相次いだことでユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0265ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.0261ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。英独株価指数が史上最高値を更新するなど、欧州株相場が底堅く推移したこともユーロ買い・ドル売りを促し、一時1.0330ドルと日通し高値を付けた。
ただ、15日の高値1.0354ドルや一目均衡表基準線が位置する1.0356ドルがレジスタンスとして働くと再び上値が重くなった。米長期金利が上昇に転じたことも相場の重しとなり、6時30分前には1.0269ドル付近まで押し戻された。
もっとも、NY市場に限れば大きな方向感は出なかった。米国市場は明日から3連休に入るほか、20日にはトランプ氏が大統領に就任する。市場では「様子見ムードが強く積極的な商いは手控えられた」との声が聞かれた。
ユーロ円は3日ぶりに反発。終値は160.56円と前営業日NY終値(159.85円)と比べて71銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、欧米株高に伴う円売り・ユーロ買いが出ると一時本日高値となる161.01円まで値を上げた。
本日の参考レンジ
ドル円:154.98円 - 156.37円
ユーロドル:1.0265ドル - 1.0330ドル
ユーロ円:159.73円 - 161.01円
(中村)