今日の株式見通し=堅調か 大統領就任式を前に米国株はリスクオン

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は334ドル高の43487ドルで取引を終えた。大統領就任式を翌週に控えてリスク選好ムードの強い地合い。高く始まり、終日しっかりとした動きが続いた。「トランプ銘柄」とのイメージが強いテスラが3%超上昇したほか、エヌビディアやインテルなど半導体株が大きく上昇した。ドル円は足元156円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて325円高の38795円、ドル建てが395円高の38865円で取引を終えた。

 本日の米国はキング牧師生誕日により休場。米国株が大統領就任式や休場を前に強く買われたことで、日本株も買いが優勢になると予想する。ドル円に円高一服感が出てきている点も安心材料となる。一方、18日付けの日本経済新聞では、1月の日銀金融政策決定会合に関して、政策を決める9人の政策委員の過半が追加利上げを支持する見通しであることが分かったと報じている。市場は1月利上げを完全に織り込みに行くと思われるだけに、この点は日本株の上値を抑える要素となる。高く始まった後は強弱感が交錯して、やや不安定な動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは38550円-39000円。
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