欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、買い戻し

 24日の欧州外国為替市場でドル円は買い戻し。20時時点では155.90円と17時時点(155.38円)と比べて52銭程度のドル高水準だった。日銀会合や植田日銀総裁会見を通過し、17時過ぎに154.90円台まで下押すも、16時前に付けた本日安値154.85円や21日安値154.78円が目先のサポートとして意識されると買い戻しが優勢に。20時前に155.90円台まで上昇した。

 ユーロドルは堅調。20時時点では1.0489ドルと17時時点(1.0461ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ高水準だった。仏・独・ユーロ圏で発表された1月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値がいずれも予想を上回ったことなどから買いが入ると、昨年12月17日以来となる1.0515ドルまで上値を伸ばした。

 ユーロ円も堅調。20時時点では163.53円と17時時点(162.54円)と比べて99銭程度のユーロ高水準だった。ユーロ圏の経済指標を受けたユーロ買いに加え、ドル円の買い戻しも上昇を後押し。163.60円まで上昇して8日以来の高値を付けた。

 ポンドは上昇。英1月の製造業やサービス部門のPMI速報値がいずれも予想を上回るとポンド買いで反応、ポンドドルは1.2448ドルまで上昇。ポンド円はドル円の上昇も追い風となり、193.87円まで上値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.85円 - 156.41円
ユーロドル:1.0412ドル - 1.0515ドル
ユーロ円:161.92円 - 163.60円

(川畑)
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