欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、戻り鈍い

 27日の欧州外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。22時時点では154.05円と20時時点(153.96円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りは一時4.49%台まで低下し、ダウ先物は600ドル近く下落。米株安や米金利低下を手掛かりに一時153.72円まで下値を広げた。その後は急ピッチで値を下げてきた反動から154.20円台まで買い戻しが入ったものの、戻りは限られた。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0520ドルと20時時点(1.0505ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りの低下を受けて、一時1.0528ドルまで上値を伸ばした。ポンドドルも1.2521ドルまで上値を伸ばした。
 
 ユーロ円は22時時点では162.06円と20時時点(161.73円)と比べて33銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の売り一服やユーロドルの上昇につれて162.15円前後まで買い戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.72円 - 156.25円
ユーロドル:1.0454ドル - 1.0528ドル
ユーロ円:161.55円 - 163.75円

(山下)
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