欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、小安い

 29日の欧州外国為替市場でドル円は小安い。22時時点では155.35円と20時時点(155.38円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが一時4.53%台まで上昇した局面では、155.52円前後まで買い戻されたものの、この後の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を控えて上値は限定的だった。その後に米長期金利が再び低下したことも重しとなった。

 ユーロドルは小動き。22時時点では1.0404ドルと20時時点(1.0404ドル)とほぼ同水準だった。米10年債利回りが4.53%台を回復した局面では、一時1.0394ドルまでわずかに下値を広げた。
 ドイツ政府は、今年の国内総生産(GDP)見通しをこれまでの+1.1%から+0.3%へ引き下げた。

 ユーロ円は22時時点では161.63円と20時時点(161.66円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。米国株指数の伸び悩みなどが重しとなり、161.60円台で軟調に推移した。

  ドル/加ドルは、NY原油先物が軟調に推移し、この後のカナダ中銀(BOC)の利下げ観測などから、1.4440CADまでカナダドル安に推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.00円 - 155.79円
ユーロドル:1.0394ドル - 1.0444ドル
ユーロ円:161.55円 - 162.49円

(山下)
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