香港金融管理局、米国に追随し金利据え置き

 香港金融管理局(HKMA)は30日、米連邦準備制度理事会(FRB)の動きに合わせて、基準金利を4.75%に据え置いた。基本的に香港ドルが米ドルにペッグ制で連動しているため、香港の金融政策は米国に追随する。HKMAは今後の金利動向について不確実性を指摘し、当面は高水準が続く可能性を示唆。米国では、インフレと雇用データが適切な水準に達するまで金利引き下げを急がない方針が示された。

 HKMAは香港の金融・通貨市場が引き続き安定していると述べ、市民に対して不動産購入やローン契約時の金利リスク管理を呼びかけている。トランプ政権の政策影響が不透明な中、米国と香港の金融政策は当面様子見の状態が続くと予想される。

(越後)
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