東京マーケットダイジェスト・31日 円安、株小幅高

ドル円:1ドル=154.71円(前営業日NY終値比△0.42円)
ユーロ円:1ユーロ=160.73円(△0.41円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0389ドル(▲0.0002ドル)
日経平均株価:39572.49円(前営業日比△58.52円)
東証株価指数(TOPIX):2788.66(△6.73)
債券先物3月物:140.67円(▲0.34円)
新発10年物国債利回り:1.245%(△0.035%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
       <発表値> <前回発表値>
12月完全失業率
        2.4%    2.5%
12月有効求人倍率
        1.25    1.25倍
1月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)
前年同月比   2.5%    2.4%
12月鉱工業生産・速報値
前月比     0.3%    ▲2.2%
前年同月比   ▲1.1%   ▲2.7%
12月商業販売統計速報(小売業販売額)
前年同月比   3.7%    2.8%
12月新設住宅着工戸数
前年同月比   ▲2.5%   ▲1.8%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。トランプ米政権の関税政策に対する警戒感などからリスク回避の売りに押され、一時153.92円まで値を下げた。もっとも、昨日安値の153.79円手前で下値の堅さを確認すると、その後は下値を切り上げる展開に。時間外の米10年債利回りが4.54%台まで上昇したことも相場を支え、15時過ぎには154.94円まで切り返した。
 なお、トランプ米大統領は「BRICSがドルにとって代わる可能性はない」「BRICSがドルを代替しようとするなら100%の関税を課す」などと述べた。

・ユーロ円も下値が堅い。東京午前に159.92円まで弱含んだものの、その後はドル円の買い戻しにつれて160.94円まで反発。午後の日本株が底堅く推移したことなども買い材料視された。

・ユーロドルは小動き。前日終値を挟んだ水準でのもみ合いに終始し、相場は方向感を欠いた。

・日経平均株価は3日続伸。前日の米国株式市場でハイテク株の上昇が目立ったこともあり、この日の東京市場でも半導体関連株の一角に買いが入った。週末を控えた利益確定売りに押されて一時マイナス圏に転じる場面もあったが、総じて底堅く推移した。

・債券先物相場は3日続落。日銀の利上げ継続姿勢が相場の重しとなったほか、時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けた売りも出た。

(岩間)
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