ロンドン為替見通し=10-12月期ユーロ圏GDP改定値やミュンヘン停戦協議に要注目か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、10-12月期ユーロ圏GDP改定値を見極めた後は、ミュンヘン安全保障会議でのウクライナ停戦合意の行方に注目していくことになる。
10-12月期ユーロ圏GDP改定値では、速報値の前期比横ばいから、マイナス成長に転落するネガティブサプライズに警戒しておきたい。ユーロ圏のリセッション(景気後退)懸念が高まれば、3月欧州中央銀行(ECB)理事会での2.50%までの追加利下げに留まらず、さらなる追加利下げ観測が高まることで、ユーロドルの戻りを限定的にすることになる。
本日、ミュンヘン安全保障会議が開催されるが、トランプ米大統領は、米国とロシアの当局者がウクライナ停戦に関する協議を行い、ウクライナも招待されている、と述べた。
ユーロドルは、ウクライナ停戦合意への期待感から買い戻されており、本日のミュンヘンでの停戦協議の進展に注目しておきたい。
トランプ米大統領は、ゼレンスキー・ウクライナ大統領に対して、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟は現実的ではなく、同国が全ての領土を取り戻す可能性は低いとの考えを示した。ゼレンスキー・ウクライナ大統領は、「プーチン露大統領は信用できず、ウクライナには、米国による安全保障が必要だ」と訴えたとのことで、停戦合意が難航する可能性が警戒されている。
また、今後は、トランプ米政権の相互関税を巡り、欧州連合(EU)に対する調査の状況に関するヘッドラインにも注目していきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0533ドル(1/27高値)
・ユーロ円:161.19円(2/13高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0370ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:158.40円(日足一目均衡表・転換線)
(山下)
10-12月期ユーロ圏GDP改定値では、速報値の前期比横ばいから、マイナス成長に転落するネガティブサプライズに警戒しておきたい。ユーロ圏のリセッション(景気後退)懸念が高まれば、3月欧州中央銀行(ECB)理事会での2.50%までの追加利下げに留まらず、さらなる追加利下げ観測が高まることで、ユーロドルの戻りを限定的にすることになる。
本日、ミュンヘン安全保障会議が開催されるが、トランプ米大統領は、米国とロシアの当局者がウクライナ停戦に関する協議を行い、ウクライナも招待されている、と述べた。
ユーロドルは、ウクライナ停戦合意への期待感から買い戻されており、本日のミュンヘンでの停戦協議の進展に注目しておきたい。
トランプ米大統領は、ゼレンスキー・ウクライナ大統領に対して、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟は現実的ではなく、同国が全ての領土を取り戻す可能性は低いとの考えを示した。ゼレンスキー・ウクライナ大統領は、「プーチン露大統領は信用できず、ウクライナには、米国による安全保障が必要だ」と訴えたとのことで、停戦合意が難航する可能性が警戒されている。
また、今後は、トランプ米政権の相互関税を巡り、欧州連合(EU)に対する調査の状況に関するヘッドラインにも注目していきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0533ドル(1/27高値)
・ユーロ円:161.19円(2/13高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0370ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:158.40円(日足一目均衡表・転換線)
(山下)