今日の株式見通し=堅調か ダウ平均は一時大幅安もプラス転換

 東京市場は堅調か。先週末の米国株は上昇。ダウ平均は222ドル高の42801ドルで取引を終えた。2月の雇用統計が市場予想を下回る結果となったことで売りが先行。しかし、400ドル超下げたところで切り返し、プラス圏に浮上して上げ幅を広げた。パウエルFRB議長が講演で米国経済が堅調との見方を示したことが買い戻しを誘った。ドル円は足元147円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて500円高の37270円、ドル建てが510円高の37280円で取引を終えた。

 米国株がプラスで終えたことを受けて、先週金曜に大きく下げた日本株にも押し目買いが入ると予想する。エヌビディアやアプライドマテリアルズなどの動きが良く、半導体株に好影響が見込まれる。ただ、円高基調が続いているだけに、金曜の下げ(817円安)の全戻しまでは期待しづらい。高く始まった後は押し目買いと戻り売りがせめぎ合い、方向感に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは37000円-37400円。
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