ドル円、147.30円まで下落 米長期金利も大幅に低下

 ドル円は戻りが鈍い。時間外のダウ先物が依然として弱い地合い、そして小幅高で始まった日経平均株価も下げに転じ、時間外の米10年債利回りが低下していることも重しとなり、一時147.30円まで下値を広げている。
 なお、米株安と米金利低下の背景としては、9日に放送されたFOXニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」でのトランプ米大統領のリセッションに対する返答としてウォールストリートジャーナル紙が見出しで「トランプ氏、米景気後退の可能性排除せず」と出したことが背景とも言われている。ただ、実際には「私はそのようなことを予測するのは嫌いだ。われわれは非常に大きなことを行っているので過渡期がある」とコメントしており、見出しが強調されすぎているとの指摘もあるようだ。

(越後)
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