東京外国為替市場概況・17時 ドル円、買い一服

 28日午後の東京外国為替市場でドル円は買いが一服。17時時点では143.63円と15時時点(143.49円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが4.26%台まで上昇したことに伴い、欧州勢の参入後はドル買いが先行。一時143.89円までわずかに本日高値を更新した。もっとも、前週末高値の144.03円の手前ではいったん上値も重くなった。
 なお、中国政府はトランプ米大統領が25日に「中国の習近平国家主席から電話があった」と発言したことへの質問に対し、「中国は最近いかなる電話会談もしていない」と回答した。

 ユーロドルは神経質な値動き。17時時点では1.1348ドルと15時時点(1.1374ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇を手掛かりにしたドル買いの流れに沿って、一時1.1330ドルまで下押しした。ただ、前週末安値の1.1316ドル手前では売りも一服。1.1360ドル台まで切り返すなど、依然として1.13ドル台半ばを挟んだ方向感の定まらない動きが続いている。

 ユーロ円は17時時点では163.00円と15時時点(163.21円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。ドル絡みの取引が中心となったが、ユーロドルの下げにつれて163円割れ水準まで下押す場面も見られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.30円 - 143.89円
ユーロドル:1.1330ドル - 1.1384ドル
ユーロ円:162.89円 - 163.47円


(岩間)
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