東京外国為替市場概況・8時 ドル円、小高い

 28日の東京外国為替市場でドル円は小高い。8時時点では143.76円とニューヨーク市場の終値(143.67円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。トランプ米大統領による関税政策を巡る各国への態度軟化が目立つなか、全般ドルの買い戻しが強まり、一時143.88円まで値を上げている。
 なお、トランプ米大統領が25日に「中国の習近平国家主席から電話があった」と発言したことに対してベッセント米財務長官は27日、「承知していない」と述べ、「両氏が非常に良好な関係を持ち、互いに深く尊敬していることは知っている」との見解を示した。

 ユーロドルは小安い。8時時点では1.1350ドルとニューヨーク市場の終値(1.1365ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。朝方から全般ドル高に振れた影響から一時1.1340ドルまで下押ししている。

 ユーロ円は8時時点では163.16円とニューヨーク市場の終値(163.30円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。東京株式相場の取引開始待ち。なお、先週末のCME225先物は36000円と大阪取引所比で220円高で引けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.45円 - 143.88円
ユーロドル:1.1340ドル - 1.1384ドル
ユーロ円:163.05円 - 163.47円


(越後)
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