東京外国為替市場概況・17時 ドル円、上値重い

 25日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。17時時点では143.39円と15時時点(143.62円)と比べて23銭程度のドル安水準だった。中国の米関税に関する報道を受けて15時過ぎには143.85円まで上値を伸ばしたが、この報道に対して中国外務省が「詳細については把握していない」と述べ、「中国と米国は関税に関する協議や交渉を行っていない」「米国は協議に関し国民をミスリードすべきではない」と発言すると売りで反応。一時143.23円付近まで値を下げた。

 ユーロドルは買い戻し。17時時点では1.1359ドルと15時時点(1.1331ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ高水準だった。東京時間に売られた反動から欧州勢が参入し始めるとショートカバーの動きに。ドル円の失速に伴う買いも入り1.1360ドル台まで持ち直した。

 ユーロ円は17時時点では162.90円と15時時点(162.75円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの買い戻しとともに一時163.15円まで値を上げるなど、総じて底堅く推移した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:142.59円 - 143.85円
ユーロドル:1.1316ドル - 1.1394ドル
ユーロ円:162.13円 - 163.15円

(越後)
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