欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、底堅い

 25日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。22時時点では143.41円と20時時点(143.30円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.26%台まで低下し、ダウ先物がマイナス圏で軟調に推移していることで、143.22円前後まで弱含みに推移する局面があったものの、米中通商交渉への期待感から下値は限定的だった。
 トランプ米大統領は、米政権が中国と関税協定を結ぶために協議しており、関税交渉が今後3-4週間でまとまる見込み、と述べたものの、中国側は、通商協議はまだ行っていない、と表明した。

 ユーロドルは小動き。22時時点では1.1352ドルと20時時点(1.1355ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。1.13ドル台半ばでの動意に乏しい展開が続いた。
 トランプ米政権は欧州に対してAI規制案を撤回するように要請した。

 ユーロ円は22時時点では162.82円と20時時点(162.74円)と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。ダウ先物が軟調に推移していることで、162円台後半で上値が重い展開となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.59円 - 143.85円
ユーロドル:1.1316ドル - 1.1394ドル
ユーロ円:162.13円 - 163.15円

(山下)
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