欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、弱含み

 24日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。22時時点では142.40円と20時時点(142.48円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。本日開催される日米財務相会談への警戒感から、142.29円まで下値を広げた。
 ハマック米クリーブランド連銀総裁は「5月FOMCでの利下げ検討は時期尚早。6月FOMCでは、明白で説得力のあるデータが確認できれば利下げの可能性」と述べた。

 ユーロドルは小安い。22時時点では1.1376ドルと20時時点(1.1379ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。
 レーン・フィンランド中央銀行総裁の「ECBは大幅な利下げの可能性を排除すべきでない」との発言に続き、レーンECB専務理事が「0.25%の金利変更は、ECBにとっての基準ではない」と述べ、次回ECB理事会での0.50%の利下げの可能性を示唆したものの、ユーロへの影響は限定的だった。

 ユーロ円は22時時点では162.00円と20時時点(162.14円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。ダウ先物の軟調推移を受けて、161.89円前後まで弱含みに推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.29円 - 143.46円
ユーロドル:1.1316ドル - 1.1395ドル
ユーロ円:161.85円 - 162.39円

(山下)
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