欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、じり安

 24日の欧州外国為替市場でドル円はじり安。20時時点では142.48円と17時時点(142.58円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。米中関税戦争の懸念が高まるなか、4.34%近辺と低位で推移する時間外取引の米10年債利回りの推移をにらみ、142.31円まで下値を探った。

 ユーロドルは底堅い。20時時点では1.1379ドルと17時時点(1.1379ドル)と比べて同水準だった。米中対立を懸念したドル売りの流れが続き、一時1.1395ドルまでユーロ高・ドル安推移。1.14ドル回復をうかがう様相となった。レーン・フィンランド中央銀行総裁から「欧州中央銀行(ECB)は、大幅な利下げの可能性を排除すべきでない」「経済的なリスクが顕在化しつつある」との発言もあったが、強いユーロ押し下げ効果は感じられなかった。

 ユーロ円は20時時点では162.14円と、17時時点(162.24円)と比べて10銭程度のユーロ安水準だった。ドル円じり安の影響もあって、この時間帯はユーロドルが上値を広げる流れに追随できず伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.31円 - 143.46円
ユーロドル:1.1316ドル - 1.1395ドル
ユーロ円:161.85円 - 162.39円


(関口)
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