欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、戻り限定的

 25日の欧州外国為替市場でドル円は戻り限定的。20時時点では143.30円と17時時点(143.39円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。下押し一服で146.73円前後まで戻す場面もあった。しかし上昇力は限られ、現水準付近へ下押し。トランプ米大統領の「中国の習近平国家主席から電話があった」との発言も伝わるなか、日米貿易交渉の成り行きを見守る状態といえた。

 ユーロドルは買い戻し一巡。20時時点では1.1355ドルと17時時点(1.1359ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。16時過ぎに1.1360ドル台へ戻したところを反発のピークに、一時1.1335ドル前後まで失速。しかし下値を大きく広げるには至らず方向感は限られ、NY勢の動き出しを待つ状態だった。

 ユーロ円は20時時点では162.74円と、17時時点(162.90円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。163円台へ乗せる場面を挟みつつも、同大台がやや重い印象。大きな動きではないが戻りの鈍い状態だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.59円 - 143.85円
ユーロドル:1.1316ドル - 1.1394ドル
ユーロ円:162.13円 - 163.15円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。