東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

 ドル円は上値が重い。10時時点では143.48円とニューヨーク市場の終値(143.67円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。ダウ株先物をはじめ、米株指数先物が揃って軟調な動きをみせるとドル円は上値が重くなった。東京仲値の値決めにかけては支えられる場面もあったが、10時過ぎには143.41円まで下押しした。なお、三村財務官から「米側から円高・ドル安が望ましいとの話はなかった」と週末に伝わった読売新聞による「ベッセント氏『ドル安・円高が望ましい』」記事を完全に否定したが、特段材料視されなかった。

 ユーロドルは下げ渋り。10時時点では1.1364ドルとニューヨーク市場の終値(1.1365ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円の上値が抑えられたこともあり、ユーロドルも下げ渋っている。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では163.05円とニューヨーク市場の終値(163.30円)と比べて25銭程度のユーロ安水準だった。軟調な米株指数先物が重しになり162.99円まで弱含み。日経平均株価は一時3万6000円を回復したが、徐々に買いの勢いは弱まっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.41円 - 143.88円
ユーロドル:1.1340ドル - 1.1384ドル
ユーロ円:162.99円 - 163.47円


(松井)
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