東京外国為替市場概況・10時 ドル円、方向感なく上下

 17日の東京外国為替市場でドル円は方向感なく上下。10時時点では148.79円とニューヨーク市場の終値(148.64円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。日経平均株価が大幅続伸して始まったものの、時間外の米10年債利回りが4.27%台まで低下し、ダウ先が200ドル超下げると148.50円を割り込んだ。ただ、週末前後の日銀据え置き報道や、石破総理の支持率低下で高市氏が総理になった場合は日銀の利上げに制約ができるのではとの思惑もあり、本邦長期金が低下して始まったことが支えになりじり高に。東京仲値の値決め前には148.89円まで上値を広げるなど、レンジ内で方向感なく上下している。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0879ドルとニューヨーク市場の終値(1.0879ドル)とほぼ同水準だった。対円でドル買いが進むと上値が抑えられたが、値動きは依然として乏しい。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では161.88円とニューヨーク市場の終値(161.69円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。総じてドル円に連れる動き。161.50円台まで弱含む場面もあったが、ドル円の上昇に連れて161.90円まで切り返した。もっとも、日経平均の上昇にもかかわらず、米株指数先物が軟調なことでリスク選好・回避のどちらにも動きにくく161円台後半でのもみ合いからはまだ抜け出せずにいる。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.46円 - 148.89円
ユーロドル:1.0870ドル - 1.0885ドル
ユーロ円:161.50円 - 161.98円


(松井)
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