ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上値重い

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。24時時点では148.46円と22時時点(148.65円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。3月米ミシガン大学消費者態度指数速報値は57.9と予想の63.1を下回った一方、同時に発表された1年先・5年先の期待インフレ率が予想を上回ると売買が交錯した。指標発表直後に一時148.89円付近まで上げたあとは148.35円付近まで押し戻されている。

 ユーロ円も上値が重い。24時時点では161.49円と22時時点(161.95円)と比べて46銭程度のユーロ安水準。21時30分過ぎに一時162.33円と日通し高値を付けたものの、12日の高値162.36円がレジスタンスとして意識されると次第に上値が重くなった。23時30分過ぎには161.35円付近まで下押しした。

 ユーロドルはじり安。24時時点では1.0877ドルと22時時点(1.0894ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の失速につれた売りが出ると一時1.0866ドル付近まで値を下げた。
 なお、トランプ米大統領はこの日、「プーチン露大統領と13日に有意義で生産的な協議を行った」と明らかにし、ロシアとウクライナの紛争が終結する「可能性が非常に高い」と述べた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.75円 - 149.02円
ユーロドル:1.0831ドル - 1.0912ドル
ユーロ円:160.31円 - 162.33円


(中村)
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