ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、軟調

 13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。2時時点では147.58円と24時時点(147.88円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りの低下がドルの重しとなり、米株の下げ幅拡大がリスク回避の円買いに繋がった。2時前には東京午後につけた147.58円を下抜けて、147.53円まで日通し安値を更新した。
 なおダウ平均は一時530ドル超まで下落幅を広げた。米関税政策による世界景気への懸念や米政府機関の閉鎖回避を巡る不透明感などが売りを誘ったもよう。

 ユーロ円は上値が重い。2時時点では160.46円と24時時点(160.67円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。プーチン露大統領の発言「停戦については多くの疑問がある」が伝わると日通し安値となる160.30円まで下押したが、直ぐに160.70円付近まで反発。しかしながら、米株が軟調に推移するとドル円につれて再び下値を試し、本日のレンジの下限付近まで水準を落としている。

 ユーロドルは小じっかり。2時時点では1.0872ドルと24時時点(1.0865ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。プーチン露大統領のウクライナ停戦に関する発言には、1.0860ドル台を中心に小幅な反応に留まった。その後、米10年債利回りが4.28%台まで低下すると1.0878ドルまでユーロ高ドル安に傾いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.53円 - 148.38円
ユーロドル:1.0823ドル - 1.0897ドル
ユーロ円:160.30円 - 161.52円


(小針)
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