東京外国為替市場概況・15時 ドル円、強含み

 26日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。15時時点では150.47円と12時時点(150.26円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。後場の日経平均株価が一時400円超上昇したことで、150.62円まで上値を伸ばした。
 片山自民党金融調査会長からは「ドル円は120円台の時期が長かったので、120円台が実力との見方が多い」「円高方向への誘導手段としての為替介入は、長期的には効果があまり大きくないので、根本的な対策が必要。自民党として、新NISAの税制優遇拡充を検討している」などの発言が伝わっている。

 ユーロ円は強含み。15時時点では162.29円と12時時点(162.20円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れて、一時162.40円まで日通し高値を更新した。

 ユーロドルは15時時点では1.0785ドルと12時時点(1.0795ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。円主導の値動きとなったことで、1.07ドル台後半での小動きに終始した。
 グールズビー米シカゴ連銀総裁(FT紙インタビュー)が、「今後12-18カ月で金利はかなり下がると予想しているものの、景気先行き不透明感から追加利下げには予想以上に時間がかかる可能性がある」と述べた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.84円 - 150.62円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0797ドル
ユーロ円:161.68円 - 162.40円

(山下)
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