東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い
31日の東京外国為替市場でドル円は上値が重かった。10時時点では149.30円とニューヨーク市場の終値(149.84円)と比べて54銭程度のドル安水準だった。一旦149.64円付近まで持ち直すも、日経平均の大幅安を受けて149.07円まで売り込まれた。本邦年度末の仲値に向けて買い優勢となったが、戻りは149.51円付近までだった。
日経平均は、トランプ関税への警戒感が高まるなか一時1500円超まで下げ幅を広げた。なお4月2日に米政権が発表する相互関税について、ウォールストリートジャーナル紙が「より広範囲で高い関税を検討」との観測記事を報じている。
ユーロ円は神経質な動き。10時時点では161.87円とニューヨーク市場の終値(162.25円)と比べて38銭程度のユーロ安水準だった。時間外の米株先物の軟調推移を眺めながら161.49円まで下値を広げた。一巡後に161.90円台に持ち直したところから、日経平均の下落につれて161.50円台まで下押し。その後、東京仲値にかけては162.05円付近まで切り返すなど荒い動きが続いた。
ユーロドルは底堅い。10時時点では1.0841ドルとニューヨーク市場の終値(1.0828ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円のドル安基調や時間外の米10年債利回りの低下などを支えに、10時過ぎには1.0843ドルまでじり高となった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.07円 - 149.84円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.0843ドル
ユーロ円:161.49円 - 162.28円
(小針)
日経平均は、トランプ関税への警戒感が高まるなか一時1500円超まで下げ幅を広げた。なお4月2日に米政権が発表する相互関税について、ウォールストリートジャーナル紙が「より広範囲で高い関税を検討」との観測記事を報じている。
ユーロ円は神経質な動き。10時時点では161.87円とニューヨーク市場の終値(162.25円)と比べて38銭程度のユーロ安水準だった。時間外の米株先物の軟調推移を眺めながら161.49円まで下値を広げた。一巡後に161.90円台に持ち直したところから、日経平均の下落につれて161.50円台まで下押し。その後、東京仲値にかけては162.05円付近まで切り返すなど荒い動きが続いた。
ユーロドルは底堅い。10時時点では1.0841ドルとニューヨーク市場の終値(1.0828ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円のドル安基調や時間外の米10年債利回りの低下などを支えに、10時過ぎには1.0843ドルまでじり高となった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.07円 - 149.84円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.0843ドル
ユーロ円:161.49円 - 162.28円
(小針)