欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 買い戻し

 31日の欧州外国為替市場でドル円はやや買い戻しが優勢。22時時点では149.60円と20時時点(149.34円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。円買いが一服するなか、リスク動向に敏感なオセアニア通貨などを中心にドル買いの動きが見られたことも支えに、149.60円台まで持ち直した。ただ、欧米株価指数の軟調な動きが続いていることもあり、引き続き上値は重い。
 豪ドル/ドルは0.6236ドル、NZドル/ドルは0.5669ドル、ドル/加ドルは1.4381加ドルまでドル高に振れた。

 ユーロドルはじり安。22時時点では1.0803ドルと20時時点(1.0818ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。対オセアニア通貨などを中心にリスク回避のドル買いが進んでいることも重しに1.0801ドルまでわずかに安値を更新した。3月独消費者物価指数(CPI)速報値は前年比で予想通りの+2.2%と、前回の+2.3%から伸びがやや鈍化したが、目立った反応は見られなかった。
 
 ユーロ円は22時時点では161.62円と20時時点(161.57円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に買い戻しの動きが見られ、161.70円台まで持ち直したが、リスク警戒感が払しょくされていないことやユーロドルのじり安も重しに伸び悩んでいる。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.70円 - 149.84円
ユーロドル:1.0801ドル - 1.0849ドル
ユーロ円:161.05円 - 162.28円

(金)
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