ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、しっかり

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円はしっかり。2時時点では149.88円と24時時点(149.52円)と比べて36銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.24%台まで低下幅を縮小したことに伴い、1時30分過ぎには149.98円まで本日高値を更新。ダウ平均がプラス圏で底堅い推移を続けていることも相場の支えとなった。

 ユーロドルは売りが一服。2時時点では1.0812ドルと24時時点(1.0802ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。一部報道が関係者筋の話として「欧州中央銀行(ECB)内で4月の金利据え置きを受け入れる用意のあるメンバーが増えている」と伝えると、24時過ぎに1.0816ドル前後まで買いが入った。米長期金利の低下幅縮小に伴うドル買いの影響もあって、積極的に買い戻しが進む展開とはなっていないが、欧州勢参入後からの売りの流れは一服した。

 ユーロ円は強含み。2時時点では162.06円と24時時点(161.52円)と比べて54銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの下げ渋りやドル円の上昇などにつれて162.10円台まで値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.70円 - 149.98円
ユーロドル:1.0784ドル - 1.0849ドル
ユーロ円:161.05円 - 162.28円

(岩間)
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