欧州マーケットダイジェスト・31日 株安・独金利上昇・円安
(31日終値:1日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=150.01円(31日15時時点比△0.97円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.23円(△0.77円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0814ドル(▲0.0020ドル)
FTSE100種総合株価指数:8582.81(前営業日比▲76.04)
ドイツ株式指数(DAX):22163.49(▲298.03)
10年物英国債利回り:4.675%(▲0.019%)
10年物独国債利回り:2.738%(△0.011%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
2月独小売売上高
(前月比) 0.8% 0.7%・改
(前年比) 0.5% 4.0%・改
2月独輸入物価指数
(前月比) 0.3% 1.1%
(前年比) 3.6% 3.1%
2月英消費者信用残高
14億ポンド 17億ポンド
2月英マネーサプライM4
(前月比) 0.2% 1.4%・改
(前年比) 3.8% 4.1%
3月独消費者物価指数(CPI)速報値
(前月比) 0.3% 0.4%
(前年比) 2.2% 2.3%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。日本時間夕刻に一時148.70円と日通し安値を付けたものの、欧州勢参入後は買い戻しが優勢に。一時は4.18%台まで低下した米10年債利回りが4.24%台まで低下幅を縮めたことなどがドル買いを誘った。
NY市場に入ると、3月米シカゴ購買部協会景気指数が47.6と予想の45.0を上回り、円売り・ドル買いが活発化。一時は430ドル超下落したダウ平均が上げに転じるなど、大幅安で始まった米国株相場が底堅く推移したことも相場を下支えした。2時30分過ぎに一時150.10円と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは下げ渋り。米関税政策の不透明感に加えて、欧州経済の先行き懸念がくすぶる中、欧州株相場が軟調に推移するとリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出た。米シカゴPMIの上振れもユーロ売り・ドル買いを促し、24時前に一時1.0784ドルと日通し安値を更新した。
ただ、前週末の安値1.0765ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。「欧州中央銀行(ECB)内では4月の金利据え置きを受け入れる用意のあるメンバーが増えている」との一部報道も買い戻しを誘い、1.08ドル台前半まで下値を切り上げた。
・ユーロ円は持ち直した。日本時間夕刻に一時161.05円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ドル円の上昇やユーロドルの下げ渋りにつれた円売り・ユーロ買いが出た。アジア時間早朝に付けた162.28円を上抜けて、3時前に一時162.33円と日通し高値を更新した。
・ロンドン株式相場は3日続落。米関税政策への警戒感を背景に本日のアジア株相場が下落すると英株にも売りが波及した。時間外のダウ先物の下落なども相場の重し。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値下がりした。半面、BPやシェルなどエネルギー株は買われた。
・フランクフルト株式相場は4日続落。米関税政策の不透明感に加えて、欧州経済の先行き懸念もくすぶっており、欧州株全般に売りが出た。個別ではポルシェ(4.05%安)やフォルクスワーゲン(3.51%安)、ブレンターク(3.50%安)などの下げが目立ち、シムライズ(0.91%高)などを除く35銘柄が下落した。
・欧州債券相場は英国債が買われた一方、独国債が売られた。「ECB内では4月の金利据え置きを受け入れる用意のあるメンバーが増えている」との一部報道が独国債の売りを誘った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=150.01円(31日15時時点比△0.97円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.23円(△0.77円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0814ドル(▲0.0020ドル)
FTSE100種総合株価指数:8582.81(前営業日比▲76.04)
ドイツ株式指数(DAX):22163.49(▲298.03)
10年物英国債利回り:4.675%(▲0.019%)
10年物独国債利回り:2.738%(△0.011%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
2月独小売売上高
(前月比) 0.8% 0.7%・改
(前年比) 0.5% 4.0%・改
2月独輸入物価指数
(前月比) 0.3% 1.1%
(前年比) 3.6% 3.1%
2月英消費者信用残高
14億ポンド 17億ポンド
2月英マネーサプライM4
(前月比) 0.2% 1.4%・改
(前年比) 3.8% 4.1%
3月独消費者物価指数(CPI)速報値
(前月比) 0.3% 0.4%
(前年比) 2.2% 2.3%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。日本時間夕刻に一時148.70円と日通し安値を付けたものの、欧州勢参入後は買い戻しが優勢に。一時は4.18%台まで低下した米10年債利回りが4.24%台まで低下幅を縮めたことなどがドル買いを誘った。
NY市場に入ると、3月米シカゴ購買部協会景気指数が47.6と予想の45.0を上回り、円売り・ドル買いが活発化。一時は430ドル超下落したダウ平均が上げに転じるなど、大幅安で始まった米国株相場が底堅く推移したことも相場を下支えした。2時30分過ぎに一時150.10円と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは下げ渋り。米関税政策の不透明感に加えて、欧州経済の先行き懸念がくすぶる中、欧州株相場が軟調に推移するとリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出た。米シカゴPMIの上振れもユーロ売り・ドル買いを促し、24時前に一時1.0784ドルと日通し安値を更新した。
ただ、前週末の安値1.0765ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。「欧州中央銀行(ECB)内では4月の金利据え置きを受け入れる用意のあるメンバーが増えている」との一部報道も買い戻しを誘い、1.08ドル台前半まで下値を切り上げた。
・ユーロ円は持ち直した。日本時間夕刻に一時161.05円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ドル円の上昇やユーロドルの下げ渋りにつれた円売り・ユーロ買いが出た。アジア時間早朝に付けた162.28円を上抜けて、3時前に一時162.33円と日通し高値を更新した。
・ロンドン株式相場は3日続落。米関税政策への警戒感を背景に本日のアジア株相場が下落すると英株にも売りが波及した。時間外のダウ先物の下落なども相場の重し。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値下がりした。半面、BPやシェルなどエネルギー株は買われた。
・フランクフルト株式相場は4日続落。米関税政策の不透明感に加えて、欧州経済の先行き懸念もくすぶっており、欧州株全般に売りが出た。個別ではポルシェ(4.05%安)やフォルクスワーゲン(3.51%安)、ブレンターク(3.50%安)などの下げが目立ち、シムライズ(0.91%高)などを除く35銘柄が下落した。
・欧州債券相場は英国債が買われた一方、独国債が売られた。「ECB内では4月の金利据え置きを受け入れる用意のあるメンバーが増えている」との一部報道が独国債の売りを誘った。
(中村)