東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下落一服

 8日午後の東京外国為替市場でドル円は下落一服。17時時点では147.40円と15時時点(147.59円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。欧州勢が徐々に参入するにつれてクロス円とともに売りが優勢に。米金利の低下も重しとなり、東京昼前につけた147.25円を下抜けると146.97円まで日通し安値を更新した。もっとも、一時4.12%台まで低下した時間外の米10年債利回りが下げ渋り、ドルが対ユーロで強含んだことにも影響され、一巡後は147.40円台まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は軟調。17時時点では161.02円と15時時点(161.87円)と比べて85銭程度のユーロ安水準だった。現物の欧州株オープンを控えて上値を試すも162.05円付近で上値を抑えられた。大台維持できずに失速し始めると、持ち高調整の売りも巻き込んで早朝につけた161.18円を下抜け。堅調な時間外の米株先物も支えとはならず、そのまま161円を割り込むと160.89円まで日通し安値を更新している。

 ユーロドルは弱含み。17時時点では1.0923ドルと15時時点(1.0967ドル)と比べて0.0044ドル程度のユーロ安水準だった。買いが強まる場面も1.0992ドルまでと1.10ドルには届かず。欧州勢が本格参入するとユーロ売り戻し圧力が強まり、ユーロ円の下落にも歩調を合わせて1.0922ドル付近まで下落した。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.97円 - 148.12円
ユーロドル:1.0905ドル - 1.0992ドル
ユーロ円:160.89円 - 162.20円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。