東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

【※表記を一部修正します。】

 8日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では147.59円とニューヨーク市場の終値(147.84円)と比べて25銭程度のドル安水準だった。本邦債券市場では一時サーキットブレーカーが発動するなど円金利が急騰した。一方で時間外の米10年債利回りが小幅ながら低下すると、ドル円は147.58円まで下押し。しかし、日経平均株価が超上昇し33000円台を回復すると、148円手前まで買い戻された。ただ、早朝に複数回148円台乗せから跳ね返されたこともあり、上値も重く10時過ぎには147.46円まで弱含むなど方向感が定まらない。

 ユーロ円は強含み。10時時点では161.46円とニューヨーク市場の終値(161.31円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。日経平均株価が2000円弱高まで大幅反発したことが支えになり、東京仲値近辺では161.75円まで強含んだ。ドル円が頭を抑える場面もあったが、ユーロドルが堅調なことで下値も支えられた。

 ユーロドルは堅調。10時時点では1.0939ドルとニューヨーク市場の終値(1.0912ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の買いなども支えになり10時過ぎには1.0952ドルまでじり高。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.46円 - 148.12円
ユーロドル:1.0905ドル - 1.0952ドル
ユーロ円:161.18円 - 161.75円


(松井)
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