ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、142円割れ

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は売り優勢。4時時点では142.10円と2時時点(142.55円)と比べて45銭程度のドル安水準だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が「関税の経済的影響は予想よりも大きい可能性が高い」「FRBの責務に緊張が生じるシナリオに陥る可能性がある」と関税政策のリスクを指摘するとダウ平均が810ドル超下落し、米10年債利回りが4.26%台まで低下。リスク回避を目的とした円買い・ドル売りが強まり、4時過ぎには一時141.85円と昨年9月以来の安値を付けた。

 ユーロ円は弱含み。4時時点では161.73円と2時時点(162.07円)と比べて34銭程度のユーロ安水準だった。米関税政策に伴う先行き不透明感で米国株が下落するとリスクオフの円高が進み161.60円台まで下押しした。また、ポンド円は187.74円まで本日安値を更新している。

 ユーロドルは4時時点では1.1386ドルと2時時点(1.1373ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下が支えとなり1.1397ドルまでじり高となった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:141.85円 - 143.28円
ユーロドル:1.1281ドル - 1.1397ドル
ユーロ円:161.36円 - 162.28円


(越後)
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