東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下げ渋り

 18日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。10時時点では142.39円とニューヨーク市場の終値(142.43円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。グッドフライデーで多くの海外勢が不在のなか流動性は薄く、動意も高まりづらかった。142.22円まで下押す場面があったものの、仲値にかけて142.40円台まで切り返した。
 なお8時30分に発表された3月全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食料品除く総合(前年比)が+3.2%/生鮮食料品・エネルギー除く(前年比)は+2.9%とそれぞれ予想に沿った結果だった。

 ユーロ円は一時強含み。10時時点では161.92円とニューヨーク市場の終値(161.88円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。161.74円を下値に、仲値前後で162.10円まで上昇。スプレッドが通常より広く、値が飛びやすかった。
 なお本日昼前から、植田日銀総裁が衆院財務金融委員会に出席するもよう。

 ユーロドルは10時時点では1.1373ドルとニューヨーク市場の終値(1.1365ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準となった。1.1386ドルと昨日NY時間の戻り高値に並んだところで買いが一服した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.22円 - 142.52円
ユーロドル:1.1362ドル - 1.1386ドル
ユーロ円:161.74円 - 162.10円


(小針)
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