ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、頭重い

 17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は頭が重い。24時時点では142.21円と22時時点(142.31円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。低調な米経済指標を受けたドル売りの流れが継続し、23時30分前に一時141.91円付近まで値を下げた。ダウ平均が一時700ドル超下落したほか、高く始まったナスダック総合がマイナス圏に沈んだことも相場の重し。
 ただ、アジア時間に付けた昨年9月以来の安値141.62円が目先サポートとして働くと買い戻しが入り、142円台前半まで下げ渋った。

 ユーロドルはもみ合い。24時時点では1.1349ドルと22時時点(1.1357ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は定例理事会後の会見で「経済成長は下方向へのリスクが増している」「経済見通しは異例の不確実性により不透明になっている」「通商の争いが物価見通しの不透明性を増している」などと話したものの、相場の反応は限定的だった。

 ユーロ円は弱含み。24時時点では161.37円と22時時点(161.59円)と比べて22銭程度のユーロ安水準。ドル円や米国株相場の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入ると一時161.25円と日通し安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.62円 - 143.08円
ユーロドル:1.1336ドル - 1.1409ドル
ユーロ円:161.25円 - 162.63円


(中村)
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