東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上昇

 1日午後の東京外国為替市場でドル円は上昇。15時時点では144.05円と12時時点(143.07円)と比べて98銭程度のドル高水準だった。日銀は市場予想通り金利を据え置いたものの、2025年のGDPやCPIの見通しを1月時点より引き下げたことなどから、市場では日銀の追加利上げが遅れるとの見方が広がり、円売りが活発化。一時144.25円まで上昇して先月14日以来の高値をつけた。
 この後15時半から植田日銀総裁の会見が予定されており、市場の関心が集まっている。

 ユーロ円も上昇。15時時点では162.79円と12時時点(161.90円)と比べて89銭程度のユーロ高水準だった。日銀会合後のドル円上昇に連れて162.87円まで上値を広げた。日経平均が上げ幅を拡大したことも上昇を後押しした。

 ユーロドルは軟調。15時時点では1.1299ドルと12時時点(1.1315ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。日銀会合後のドル買いの流れが重しとなり、節目の1.1300ドルを割り込むと1.1288ドルまで下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.88円 - 144.25円
ユーロドル:1.1288ドル - 1.1332ドル
ユーロ円:161.81円 - 162.87円

(川畑)
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