東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 1日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では143.07円とニューヨーク市場の終値(143.07円)と比べて同水準だった。一時下げに転じた日経平均株価が持ち直すなか、昨日高値143.19円を上回り一時143.24円まで上昇。時間外取引の米10年債利回り高止まりもドル円の支えとなったもよう。
 昨日NY終値を上回って推移する場面も目立つ動きで、日銀の金融政策発表を待つ状態だった。昼過ぎの日銀の結果発表後は143円半ばまで上振れた

 ユーロドルはじり安。12時時点では1.1315ドルとニューヨーク市場の終値(1.1328ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドルの底堅い推移や、昨日来のユーロ豪ドル売りの流れが重し。昨日安値1.1317ドルを割り込み、1.1303ドルまで弱含み、4月16日以来の1.13ドル割れが意識された。ユーロ豪ドルは一時1.7599豪ドルと、同4日以来の1.76豪ドル割れまでユーロ安・豪ドル高となった。

 ユーロ円は安値もみ合い。12時時点では161.90円とニューヨーク市場の終値(162.01円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。重しとなっていたドル円の下押しが一巡した後も、ユーロドルのじり安やユーロ豪ドルなどクロスでのユーロ売りが重しに。一時161.81円まで下押し。日銀結果発表後はドル円の上振れにともない162円台へ戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.88円 - 143.24円
ユーロドル:1.1303ドル - 1.1332ドル
ユーロ円:161.81円 - 162.11円

(関口)
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