欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、弱含み

 30日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。22時時点では142.81円と20時時点(143.06円)と比べて25銭程度のドル安水準だった。予想を下回る4月ADP全米雇用報告(+6.2万人)や1-3月期米GDP速報値(前期比年率-0.3%)を受けて、142.69円前後まで弱含みに推移した。
 米10年債利回りは、1-3月期米コアPCE・速報値が予想を上回る前期比年率+3.5%となり、関税スタグフレーションへの警戒感が高まったことで、一時4.22%台まで上昇した後、4.19%台へ低下した。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.1373ドルと20時時点(1.1361ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。本日発表された1-3月期の国内総生産(GDP)が、ユーロ圏はプラス、米国はマイナス成長だったことで、1.13ドル台後半でやや強含みに推移した。

 ユーロ円は22時時点では162.35円と20時時点(162.47円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が弱含みに推移したことで、162.26円前後までつれ安となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.17円 - 143.15円
ユーロドル:1.1355ドル - 1.1399ドル
ユーロ円:161.72円 - 162.65円

(山下)
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