欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、弱含み

 28日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。22時時点では143.34円と20時時点(143.46円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。143円後半で上値が抑えられると、一時143.15円まで下値を広げた。
 ベッセント米財務長官は「我々は強いドル政策を堅持している」「日本や同盟国と有意な交渉が続いている」「中国との通商交渉の進捗度はコメントできないが、中国は貿易摩擦を緩和したがっている」などと述べたが、反応は見られなかった。

 ユーロドルは小高い。22時時点では1.1351ドルと20時時点(1.1350ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。1.13ドル半ばでの小動きが継続。ベッセント米財務長官は「欧州中央銀行(ECB)はユーロ高を抑制するために利下げをするだろう」と述べた。

 ユーロ円は22時時点では162.72円と20時時点(162.84円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。ドル円がやや弱含みに推移していることで、162.70円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.15円 - 143.89円
ユーロドル:1.1330ドル - 1.1384ドル
ユーロ円:162.70円 - 163.47円


(山下)
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