欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、弱含み

 29日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。22時時点では142.30円と20時時点(142.65円)と比べて35銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが低下に転じたことも重しとなり、142.76円を頭に142.20円台まで弱含みに推移した。
 ベッセント米財務長官は「今後数週間で17の貿易相手国と交渉する」「トランプ関税は、中国にとって耐えられない重荷」「トランプ関税は、中国の雇用を喪失させる」などと述べた。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.1410ドルと20時時点(1.1378ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ高水準だった。ポジション調整の売りで、1.1370ドルまでわずかに下値を広げたものの、米10年債利回りの低下で1.1410ドル台まで買い戻された。

 ユーロ円は22時時点では162.35円と20時時点(162.29円)と比べて6銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルの動きに挟まれ、162円前半での小動きに始終した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.00円 - 142.76円
ユーロドル:1.1370ドル - 1.1422ドル
ユーロ円:162.03円 - 162.55円

(山下)
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