東京マーケットダイジェスト・2日 ドル小幅安・株高

ドル円:1ドル=145.25円(前営業日NY終値比▲0.14円)
ユーロ円:1ユーロ=164.26円(△0.08円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1307ドル(△0.0017ドル)
日経平均株価:36830.69円(前営業日比△378.39円)
東証株価指数(TOPIX):2687.78(△8.34)
債券先物6月物:141.19円(△0.02円)
新発10年物国債利回り:1.265%(▲0.005%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
       <発表値>  <前回発表値> 
3月完全失業率
        2.5%     2.4%
3月有効求人倍率
        1.26倍    1.24倍
4月マネタリーベース
前年同月比   ▲4.8%   ▲3.1%
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
    4352億円の取得超 2182億円の所得超・改
対内株式
    2783億円の取得超 7056億円の所得超

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。中国商務省が「米国との貿易協議の可能性を検討する」との見解を示したことを受け、米中貿易摩擦を巡る懸念が緩和。赤沢経済再生相が「為替や安全保障については議論にならなかった」などと発言したことも相場の支えとなり、一時145.92円まで値を上げた。ただ、節目の146.00円手前で上値の重さが意識されると、今晩の米雇用統計などを見極めたいとの思惑もあり、一巡後は持ち高調整目的の売りが優勢に。東京午後には145.05円まで押し戻された。

・ユーロドルは小高い。特段の手掛かり材料は伝わらなかったが、昨日安値の1.1266ドル手前で下値の堅さを確認すると、対円などドル売りが進んだ流れに沿って1.1329ドルまで買い戻された。

・ユーロ円はもみ合い。日本株高やドル円の上昇につれて164.63円まで買われる場面があったものの、一巡後は164円台前半でのもみ合いに転じた。

・日経平均株価は7日続伸。前日の米国株式相場が上昇した流れを引き継いだ。外国為替市場で円安が進行したことを受けて自動車など輸出関連株を中心に買いが集まり、指数は一時520円超高まで上昇。ただ、連休前とあって節目の3万7000円手前では利益確定目的の売りが入り、上値を抑制した。

・債券先物相場は小幅に4日続伸。米中貿易摩擦の緩和期待から安全資産とされる債券には売りが出た。もっとも、本日実施された流動性供給入札が「強めの結果だった」と受け止められると買い戻しが入った。

(岩間)
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