ロンドン為替見通し=パネッタ伊中銀総裁講演や4月サービス部門PMI改定値に要注目か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、欧米貿易交渉関連のヘッドラインに警戒しながら、パネッタ伊中銀総裁の講演や4月の欧独仏のサービス部門PMI改定値を見極めていく展開が予想される。
本日から明日にかけて欧州中央銀行(ECB)理事会の特別会合が開催される。通常の特別会合では、金融政策の協議は行われないが、ベッセント米財務長官がECBの追加利下げに言及していたことで、パネッタ伊中銀総裁の講演には注目しておきたい。
また、今週、欧州連合(EU)は、米国との貿易協議を再始動させるための提案をまとめた文書をトランプ政権に提示する方針であり、文書には、貿易および非関税障壁の低減や対米投資の拡大、米国産の液化天然ガス(LNG)の購入などが盛り込まれる見通しとなっている。
EU側からの歩み寄りが窺える内容となっており、難航してきた欧米貿易交渉が合意に向けて前進するのか否か、関連ヘッドラインに注目しておきたい。
4月のユーロ圏、独、仏のサービス部門PMI改定値では、トランプ関税による景況感の悪化が警戒される中、下方修正には警戒しておきたい。
4月の英サービス部門PMI改定値に関しても、8日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)を控えて、下方修正には警戒しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1399ドル(4/30高値)
・ユーロ円:164.63円(5/2高値)
・ポンドドル:1.3444ドル(4/29高値)
・ポンド円:192.92円(日足一目均衡表・雲の上限)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1176ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:161.47円(日足一目均衡表・基準線)
・ポンドドル:1.3077ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ポンド円:190.00円(4/30安値)
(山下)
本日から明日にかけて欧州中央銀行(ECB)理事会の特別会合が開催される。通常の特別会合では、金融政策の協議は行われないが、ベッセント米財務長官がECBの追加利下げに言及していたことで、パネッタ伊中銀総裁の講演には注目しておきたい。
また、今週、欧州連合(EU)は、米国との貿易協議を再始動させるための提案をまとめた文書をトランプ政権に提示する方針であり、文書には、貿易および非関税障壁の低減や対米投資の拡大、米国産の液化天然ガス(LNG)の購入などが盛り込まれる見通しとなっている。
EU側からの歩み寄りが窺える内容となっており、難航してきた欧米貿易交渉が合意に向けて前進するのか否か、関連ヘッドラインに注目しておきたい。
4月のユーロ圏、独、仏のサービス部門PMI改定値では、トランプ関税による景況感の悪化が警戒される中、下方修正には警戒しておきたい。
4月の英サービス部門PMI改定値に関しても、8日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)を控えて、下方修正には警戒しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1399ドル(4/30高値)
・ユーロ円:164.63円(5/2高値)
・ポンドドル:1.3444ドル(4/29高値)
・ポンド円:192.92円(日足一目均衡表・雲の上限)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1176ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:161.47円(日足一目均衡表・基準線)
・ポンドドル:1.3077ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ポンド円:190.00円(4/30安値)
(山下)