欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下げ渋り

 9日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。20時時点では145.29円と17時時点(145.16円)と比べて13銭程度のドル高水準だった。東京午後からの持ち高調整と見られるドル売りの流れが欧州序盤でも続くと、17時過ぎに145.08円まで下落して日通し安値を更新。ただ、心理的節目の145円が目先のサポートとして意識されると、145.40円前後まで持ち直す場面も見られた。

 ユーロドルは上昇一服。20時時点では1.1245ドルと17時時点(1.1251ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。ドル売りの流れの中で1.1260ドルまで値を上げるも、一段と上値を追う展開にはつながらず。買いの勢いが一服した後は概ね1.1240ドル台でもみ合いとなった。

 ユーロ円は方向感定まらず。20時時点では163.39円と17時時点(163.33円)と比べて6銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下げに連れて163.24円まで下落し、16時過ぎに付けた本日安値に並ぶも一時的。その後はドル円に連れ高となるも、戻しは163.50円付近までに留まった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.08円 - 146.19円
ユーロドル:1.1197ドル - 1.1260ドル
ユーロ円:163.24円 - 163.94円



(川畑)
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