ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、強含み

 9日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは強含み。24時時点では1.1267ドルと22時時点(1.1254ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下を手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行。23時30分前に一時1.1293ドルと日通し高値を更新した。
 なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「政策は良い状況にあり、FRBには時間的余裕がある」「関税政策がどうなるか見極めたい」「金融政策は現在、やや引き締め的である」などと述べたと伝わった。

 ドル円は弱含み。24時時点では145.00円と22時時点(145.25円)と比べて25銭程度のドル安水準だった。米金利低下に伴う円買い・ドル売りが入ると一時144.83円と日通し安値を更新した。高く始まった米国株相場が下げに転じたことも相場の重し。

 ユーロ円は24時時点では163.38円と22時時点(163.46円)と比べて8銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの上昇につれた買いが入ると一時163.63円付近まで値を上げたものの、ドル円の下落につれた売りが出ると163.34円付近まで押し戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.83円 - 146.19円
ユーロドル:1.1197ドル - 1.1293ドル
ユーロ円:163.16円 - 163.94円


(中村)
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