欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下げ渋り

 9日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。22時時点では145.25円と20時時点(145.29円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。トランプ米大統領が「中国に対しては80%の関税が適切」などの見解を示すと、一時144.94円まで本日安値を更新したが、売りの勢いは長続きしなかった。欧米株価指数が底堅く推移するなか、145円割れ水準では下値を拾う動きが見られ、一巡後は145.30円台まで切り返した。

 ユーロドルはもみ合い。22時時点では1.1254ドルと20時時点(1.1245ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。米大統領の発言直後に1.1260ドルの本日高値に面合わせしたが、相場への影響は一時的だった。欧州勢の本格参入後は総じて1.12ドル台半ばでのもみ合いが続いている。

 ユーロ円は22時時点では163.46円と20時時点(163.39円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。米大統領の発言を受けて163.16円まで下げたものの、その後は163円台半ばまで下値を切り上げた。総じてドル円につれた動きとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.94円 - 146.19円
ユーロドル:1.1197ドル - 1.1260ドル
ユーロ円:163.16円 - 163.94円


(岩間)
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