欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 上げ一服

 12日の欧州外国為替市場でドル円は上昇が一服。22時時点では148.04円と20時時点(148.41円)と比べて37銭程度のドル安水準だった。本日、安値から3円近く上昇と大きく値を上げた反動や、ベッセント米財務長官の発言が嫌気され148円を割り込んだ。ただ、売り戻しは147.87円近辺にとどめ、148円を挟んでの上下と下値の堅い動き。
 ベッセント米財務長官は、対中関税が10%未満になるのは考え難いとの見解を示し、「いつでも4月2日のレベル、つまり中国に対する54%の関税に戻すことができる」とも発言した。

 ユーロドルは下げが一服。22時時点では1.1113ドルと20時時点(1.1079ドル)と比べて0.0034ドル程度のユーロ高水準だった。1.1072ドルを安値に1.1120ドル台まで持ち直した。全般ドル買いが一段落するも、引き続き大幅なドル高水準が維持されている。米10年債利回りは4.46%台まで上げ幅を拡大し、高い水準での動き。
 
 ユーロ円は小動き。22時時点では164.53円と20時時点(164.42円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。164.68円を頭に伸び悩むも、下押しは164.29円近辺にとどめ、高値圏で堅調地合いを維持している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.70円 - 148.59円
ユーロドル:1.1072ドル - 1.1244ドル
ユーロ円:163.36円 - 164.68円

(金)
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