13日香港株=上値重い展開か、イベント通過の一服感で利益確定売りも

 13日の香港市場は上値の重い展開か。12日午後に「中米ジュネーブ経済貿易会談共同声明」が配信されたことを受け、ハンセン指数は終盤に急伸し、3月27日以来およそ1カ月半ぶりの高値で終えた。米中が互いに課した追加関税を大幅に引き下げることで合意し、米中貿易摩擦の激化で経済が大きく悪化する懸念が後退しているものの、指数はすでに「相互関税」が発表される前の水準まで戻している。今後の米中協議に課題も残るとみられており、イベント通過後の一服感から利益確定売りが重荷となる可能性もある。

 12日のNY市場でダウ平均は大幅に反発し、前週末比1160米ドル高で終えた。1日当たりの上昇率は「相互関税」の90日間停止が発表された4月9日以来の大きさとなった。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に4日続伸した。一方、同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融株のHSBC(00005)が香港終値を上回った半面、大型ネット株の美団(03690)、テンセント(00700)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。
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