13日の主な要人発言(時間は日本時間)

13日08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(4月30-5月1日分)
「これまでの見通しは、米国の関税政策によって、大きく揺るがされている。米国の関税引き上げは、わが国の経済と物価を下押しする」
「米国の関税政策の着地とそれへの企業の対応は二重の意味で流動的であり、現時点での見通しは仮置きに止まる。今後の推移次第で、見通しには大きな修正があり得る」
「米国の関税政策の展開がある程度落ち着くまでは様子見モードを続けざるを得ない」
「米国経済減速から利上げの一時休止局面となるが、米国の政策転換次第で追加的な利上げを行うなど、過度な悲観に陥ることなく、自由度を高めた柔軟かつ機動的な金融政策運営が求められる」

13日09:41 加藤財務相
「ベッセント米財務長官と来週のG7会合の場で為替協議を検討」
「為替動向について具体的なコメントは控える」
「G-7会合にあわせて、日米財務相会談を実施することも検討」

13日10:46 内田日銀副総裁
「米関税は日本経済の下押し要因になる」
「米関税政策の物価への影響は上下両方ある」
「需給ギャップは2027年度までの見通し期間終盤にかけて再び改善」
「各国通商政策の為替への影響は不確実性が高い」
「基調的物価は関税政策の影響でいったん伸び悩む」
「見通しが実現すれば政策金利の引き上げで緩和を調整」

13日11:51 習・中国国家主席
「関税戦争や貿易戦争に勝者はいない」
「中国は多国間貿易体制を支持する」
「いじめや覇権主義は孤立を招くだけだ」

13日20:20 グリア米通商代表部(USTR)代表
「中国との非関税障壁の解消には時間がかかる」
「米国は中国以外の主要貿易相手国とも並行して様々な取引や合意の可能性を探っている」
「米国は重要物資について、いかなる貿易相手国にも依存していない」
「世界共通の10%関税は貿易赤字削減への強力なインセンティブとなる」

13日23:48 クノット・オランダ中銀総裁
「不確実性は短期的にインフレと成長の両方にとってマイナス」

14日02:06 ビルロワドガロー仏中銀総裁
「夏までに追加利下げの可能性」
「トランプ関税は欧州ではなく米国のインフレを加速させる」

14日02:53 トランプ米大統領
「FRBは欧州や中国のように利下げをする必要ある」

※時間は日本時間


(中村)
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