東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下げ一服

 16日の東京外国為替市場でドル円は下げが一服。12時時点では145.41円とニューヨーク市場の終値(145.67円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。10時過ぎに節目の145円を割り込んで144.97円まで下落するも、9日安値144.83円が目先のサポートして意識されると徐々に買い戻しが優勢となり、145.40円台まで持ち直した。台湾行政院副院長の「米国との貿易協議には、為替は含まれていない」との発言もドル買い戻しを誘ったか。

 ユーロ円も下げ渋り。12時時点では162.88円とニューヨーク市場の終値(162.97円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。162.46円まで下押し後に162.90円台まで値を戻すなど、ドル円に連れた動きとなった。

 ユーロドルは小動き。12時時点では1.1202ドルとニューヨーク市場の終値(1.1187ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。1.1209ドルまでわずかに上昇するも、米長期金利の低下が一服したことから一段の買いにはつながらず。その後は1.12ドル台前半での狭いもみ合いが続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.97円 - 145.72円
ユーロドル:1.1182ドル - 1.1209ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.06円

(川畑)
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