ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では145.95円と22時時点(145.50円)と比べて45銭程度のドル高水準だった。5月米ミシガン大学消費者態度指数速報値が50.8と予想の53.4を下回ると一時145.40円付近まで下押ししたものの、同時に発表された1年先の期待インフレ率が7.3%、5-10年先が4.6%といずれも予想を上回ると一転買い戻しが優勢に。24時前に一時146.07円と日通し高値を更新した。
 主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.13まで上昇した。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.1154ドルと22時時点(1.1197ドル)と比べて0.0043ドル程度のユーロ安水準だった。米ミシガン大学が発表した期待インフレ率が予想を上回ると全般ドル買いが活発化。前日の安値1.1170ドルを下抜けて一時1.1152ドルまで値を下げた。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では162.80円と22時時点(162.93円)と比べて13銭程度のユーロ安水準。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出にくい状況だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.92円 - 146.07円
ユーロドル:1.1152ドル - 1.1220ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.11円


(中村)
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