27日香港株=もみ合いか、米休場で材料難 様子見気分も

 27日の香港市場はもみ合う展開か。26日の米国市場はメモリアルデーで休場。市場全体を動かす材料が乏しいなか、トランプ米政権と貿易相手国の関税交渉を巡る先行き不透明感が引き続き重しとなりそうだ。トランプ米大統領は先週23日、欧州連合(EU)が貿易交渉で譲歩をしなければ、6月1日から50%の関税を課すと自身のSNSで表明。しかし、EUのフォンデアライエン欧州委員長との電話会談後、トランプ氏は50%関税の発動を7月9日まで延期すると25日に投稿した。26日にはトランプ米政権から目立った発言は確認されていないもよう。

 中国本土では週末に5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される予定で、様子見気分が広がる可能性がある。一方、決算内容を手掛かりとする個別物色は引き続き活発だろう。前日大引け後に大型ネット株の美団(03690)が25年1-3月期決算を発表した。きょうは小米集団(01810)、快手科技(01024)などが決算を発表する予定。
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